はじめに

introduction

韓国の現代的な眼科クリニックに足を運ぶと、診察室ごとに同じ質問が聞こえてきます。「ICLはLASIKより安全ですか?」というものです。技術の精度や長期的な視力の健康を大切にする社会では、これはとても自然な疑問です。釜山をはじめとする多くの患者さまにとって、ICL(眼内コンタクトレンズ)手術とLASIK(レーシック)のどちらを選ぶかは、単なる技術的な選択ではありません。安全性や将来のリスク、生活の質に対する不安が根底にある、とても個人的な決断です。Jryn 眼科クリニック(釜山鎮区)でも、こうしたご相談を日々いただいており、正しい情報をお伝えしたいと考えています。

当院の院長であり、20年以上の眼科手術経験を持つハン・サンヨプ医師はこう話します。「安全性に絶対的な答えはありません。手術方法だけでなく、患者さまご自身や執刀医、使用する技術によっても異なります。」

ICLとLASIKの安全性についてよくある誤解を一緒に解き明かし、ご自身の視力について自信を持って納得のいく選択ができるようサポートいたします。

LASIKとICL、本当の違いは何ですか?

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安全性について知る前に、それぞれの手術方法を簡単にご説明します。

  • LASIK(レーシック)は、レーザーを使って角膜の形を整える手術です。角膜の表面に薄いフラップ(ふた)を作り、その下の角膜組織を削ることで、近視や遠視、乱視などの屈折異常を矯正します。
  • ICL(眼内コンタクトレンズ)は、合成レンズを目の中、虹彩と水晶体の間に挿入する方法です。角膜自体は削らず、目の中にコンタクトレンズのような役割をするレンズを入れて視力を矯正します。

どちらの方法も、視力を1.0(20/20)以上に回復できる可能性がありますが、アプローチが根本的に異なるため、安全性や適応にも違いがあります。

神話1:「ICLは常にLASIKより安全」

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真実:必ずしもそうとは限りません。経験豊富な医師が、適切な検査を受けた患者さんに施術する場合、どちらの手術も非常に安全で、合併症の発生率は多くの方が想像するよりもはるかに低いです。

2006年に中等度近視の患者さんを対象にICLとLASIKを比較した研究では、ICLを受けた患者さんのうち2行以上視力が低下したのは0.7%のみで、LASIK群では1週間後に6%でした。ただし、これだけでICLが長期的に必ずしも安全とは言い切れません。

Jryn 眼科クリニックでの見解:角膜が薄い方、強度近視の方、角膜形状が不規則な方には、ICLがより安全な選択肢となる場合があります。一方で、健康な角膜で軽度〜中等度の近視の方には、LASIKも信頼できる効果的な方法であり、回復も早く、目の中に異物を入れる必要がありません。

また、長期的な安全性は視力だけでなく、視力の安定性や再手術の可能性、将来の目の病気との相性なども含まれます。例えば、40代でLASIKを検討する方は、今後老眼(加齢による近くが見えにくくなる症状)を考慮する必要がありますし、ICLを選んだ場合は将来的にレンズの入れ替えが必要になることもあります。

まとめ:「安全」とは、ご自身の目の状態と手術方法が合っているかどうかが大切で、手術方法だけで決まるものではありません。

神話2:「LASIKは目を永久的に傷つけるが、ICLはそうではない」

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真実:LASIKは角膜組織を削るため、元に戻すことはできません。一方、ICLは取り外し可能ですが、目の内部に新たなリスクをもたらします。

LASIKで主に心配されるのは「角膜拡張症」です。これは、角膜が弱くなり前方に膨らむ状態ですが、最新の角膜マッピング技術や組織の温存を徹底することで、発生は非常に稀です。Jryn 眼科クリニックでは、進んだ生体力学的解析を用い、角膜拡張症のリスクが高い方にはLASIKを行いません。

一方、ICLは角膜の構造を保ちますが、眼内手術です。つまり、

  • ごくまれに眼内炎(目の中の感染症)が起こるリスクがあります。
  • レンズの位置が浅すぎると白内障が発症する可能性があります。
  • 眼圧や角膜内皮細胞数を生涯にわたり定期的にチェックする必要があります。

さらに、ICL手術は目の内部に器具を入れて構造を操作するため、レンズのサイズ選びや前房(目の前方の空間)の深さ、角膜内皮の健康状態など、さまざまな点に注意が必要です。Jryn 眼科クリニックでは、白から白までの距離測定、超音波生体顕微鏡による隅角から隅角までの計測、前房の画像診断など、精密な検査を行い、最適なレンズを選定しています。

どちらも一長一短があります。LASIKは目の外側を形作り、ICLは目の中に人工レンズを入れます。どちらもリスクゼロではありませんが、適切な方法で行えば非常に安全な治療です。

神話3:「ICLでドライアイや夜間のまぶしさのリスクが完全になくなる」

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真実:ICLは一部のリスクを減らすことはできますが、完全にゼロにはできません。

LASIKは角膜のフラップ作成時に角膜神経に影響を与えるため、特に術後数ヶ月はドライアイを引き起こしたり悪化させたりすることがあります。そのため、Jryn 眼科クリニックではLASIKをおすすめする前に、マイボーム腺の画像検査やドライアイの評価を行っています。ドライアイが心配な方には、ICLやSMILEの方が安全な場合もあります。

ただし、ICLにも欠点があります:

  • 一部の研究では、ICL手術後はLASIKやSMILEよりもハロー(光の輪)が多く発生する傾向があり、特に瞳孔が大きい方に多く見られます。
  • レンズの縁や反射によって、特に夜間に視界に光のにじみや違和感が生じることがあります。

また、夜間の見え方に対する心理的な感じ方も重要です。ハローにすぐ慣れる方もいれば、不快に感じる方もいます。当院では、瞳孔サイズとレンズの光学ゾーンの比較や、実際の見え方のシミュレーションを使い、患者様一人ひとりに丁寧にご説明しています。

まとめると、ICLはドライアイのリスクを減らす可能性はありますが、夜間の見え方の症状が増えることもあります。ご自身の目の特徴や優先したいことを知ることが大切です。

誤解4:「ICLは強度近視だけの治療法」

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事実:今は違います。最新のICL(眼内コンタクトレンズ)は、軽度から中等度の近視や乱視にもFDA(アメリカ食品医薬品局)で承認されており、症例によってはLASIK(レーシック)と同等、またはそれ以上の効果が得られることもあります。

2016年のある研究では、軽度近視の患者さんでもICLで非常に良好な視力が得られ、96%の方が目標度数の0.5ディオプトリー以内に収まったという結果が出ています。

Jryn 眼科クリニックでは、以下のような場合、度数が低くてもICLをおすすめすることがあります:

  • 角膜が薄い方

  • 高い視力が必要な方

  • 角膜の安定性に不安がある方

  • ドライアイが気になる方

  • 将来レンズを取り外せる治療を希望される方

さらに将来の白内障手術との相性もポイントです。ICLはご自身の水晶体の前に入れるため、将来白内障手術が必要になった場合でも取り外しができ、レンズ交換治療の選択肢を広く残すことができます。

長年LASIKが主流でしたが、今は必ずしも最適な選択肢とは限りません。

では、どちらがあなたにとって安全なのでしょうか?

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「ICLとLASIK、どちらが安全か?」というよりも、「自分の目や希望に合った手術はどちらか?」が大切なポイントです。

Jryn 眼科クリニックでは、次のように考えています:

  1. 詳細な眼の検査:角膜の厚さや形状、地形図、瞳孔の大きさ、前房深度、角膜内皮細胞数、涙の質などを詳しく調べます。
  2. リスクとメリットのバランス
    • 角膜が薄い場合 → ICLや表層レーザー(例:PRK)を検討します。

    • 瞳孔が大きい場合 → ICLとLASIKで起こりやすいハロー現象についてしっかりご説明します。

    • 強度近視の場合 → 組織を温存できるためICLがより安全な場合があります。

    • ドライアイの既往がある場合 → ICLやSMILEは神経への影響が少なく、ドライアイのリスクを抑えられます。

  3. 患者様のライフスタイル
    • パイロットや運転手、アスリートの方 → 視力の安定性やグレア(まぶしさ)のリスクを考慮します。

    • デスクワークで目の疲れが気になる方 → ドライアイのリスクを重視します。

    • 将来を見据えたい方 → 手術の可逆性や、将来的な白内障の可能性も考慮します。

  4. 医師の経験も重要です:Jrynでは、フェムトセカンドレーザーや3D眼球追尾システムなど最先端技術を用い、ICL・LASIK手術を数千例以上成功させてきました。さらに、長期にわたり患者様をフォローし、術後の経過も丁寧に見守っています。
  5. 技術とアフターケア:大切なのは手術だけではありません。精密な診断、清潔な環境、そして術後のサポートも重視しています。視力は年齢とともに変化するため、Jrynでは生涯にわたるフォローアップをご提供しています。20/20の視力がゴールではなく、その後も安心していただけるケアを続けます。

結論:安全性は「あなた専用」で考えましょう

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世の中には「ICLはLASIKより安全」といった見出しや一般論があふれていますが、本当の安全性は治療名だけで決まるものではありません。大切なのは、最先端の検査と経験豊富な手術チームによって、あなたに最適な治療法を選ぶことです。

ICLもLASIKも、適切に選択されれば非常に安全な治療法です。どちらも多くの人々の人生を変えてきました。しかし、あなたの目は単なる統計以上の価値があります。精密なケア、個別のプランニング、そして手術の先を見据えたチームによるサポートが必要です。

釜山のJryn 眼科クリニックでは、そのような質の高いケアを提供することに誇りを持っています。地元の方はもちろん、海外からお越しの方にも、効果的であるだけでなく、一人ひとりに合わせた丁寧で安全な視力矯正をご提案します。

治療法でお悩みの方は、ぜひ個別相談をご予約ください。あなたの目の特徴を詳しくご説明し、今後何十年も大切な視力を守るための最適な方法をご提案いたします。